当院ではこのような症状に実績があります。
- デスクワークをしているとどんどん辛くなる
- 肩が痛くて十分に仕事ができない
- とにかく朝から辛くて日常生活もままならない
- 次第に腕が上がらなくなってきた
- 机や壁等に軽くぶつかるだけで激痛が走る
症例1
患者
女性 60代
来院
2010年1月
症状
10年前からの腰痛で辛い思いをしてきた。6年前近所の整形外科にてMRIを撮る。腰椎ヘルニアと診断され時々リハビリ通院するも繰り返し激痛に襲われた為、再度昨年MRIを受診結果第4腰椎すべり症と再診断。歩行困難、右足先までのビリビリする痛みと痺れが出て鎮痛薬ロキソニンで抑えている。15分歩行が限界で長く立つと右足パンパンで膝が曲げれない程痛みが出る。それに併せて首肩背中は常にジンジン痺れている。医師からは手術を勧められているが友人の紹介で当院へ来られた。
施術内容と経過
立位検査左肩下がり 首前方傾斜 挙上検査右50左40 ASIS検査右2.0上方 PSIS左下方1.0
膝曲げ検査右1.0 膝上げ検査右2.0
仰臥位では仙骨、臀部、膝裏全てにおいて痛みが走り緊張状態となるために横向きでの施術で調整。3回目までは痛みの軽減はなかったものの、立ち姿が若干ではあるが真っ直ぐになってきた。5回目より仰臥位での施術が可能になってきたので腰背部捻転、体幹牽引など骨格系を牽引する施術に移行し筋肉、関節他、深層筋へのアプローチを試みる。
9回目を過ぎた頃には痛みは出るものの歩行状態がかなり楽になってきて姿勢自体も改善の傾向にある。今後も集中した治療に専念していけば回復が期待できる。
施術に使用した技
腰背部筋弛緩法・上腕回転筋弛緩法・体幹揺らし牽引法・挙上揺らし牽引法・頚椎筋弛緩法
後頭部揺らし牽引法・頬骨脈動調整法・側頭骨軽圧法
考察
25年間のデスクワークでかなり心身ともに無理をされてたみたいだ。お話を聞くと事務処理中の姿勢では机と椅子の高さ調整ができず凄く悩んでいたらしい。夕方近くなると決まって全身がビリビリするくらい違和感が出て変調を感じてきたのだが検査に行く暇が無いくらいの忙しさであった。精神的にも肉体的にも疲労蓄積された期間が長かったので治療期間は長期になるだろう。今後、腹筋と背筋のバランス及び脊柱の調整をしながら自律神経系へのアプローチをしていけば必ず回復に迎えると思う。